会長挨拶

2019-20年度 橿原ロータリークラブ 会長 髙橋 靖

「しなやかに、そして、したたかに、つながり続けるクラブを目指して」

 現在の日本では、時代の変遷と、社会、経済の変容により、情報過多、増加した選択肢、嗜好の細分化が起こり、私たちの企業や行政はもちろん、老舗企業でさえも多様性を求められています。個人や組織が、与えられたものを受け入れる時代から、自身に見合うものを取りにゆく時代になりました。

 国際ロータリーにおいても、人道支援団体へと変容を遂げつつあり、会員の種類として老若男女はもちろん、団体や企業をも認めてクラブの拡大を新興国で積極的に行うとともに、規定審議会ではクラブの柔軟性を認めるなど、創設当時から大きく変化していることは事実です。私たち一クラブとして全てを受け入れる必要はありませんが、抗えない点があることは否めません。

 創立から60有余年。橿原ロータリークラブは二つの時代を経て、また新しい時を迎えました。いま橿原ロータリークラブが在ることに心から感謝するとともに、一会員であることを本当に嬉しく思います。その一方で、クラブの現況を会員数と財政面で最盛期を鑑みて現在の経済状況を踏まえ考慮すると、成長し続けるクラブの未来像を思い描くには心許ないと言わざるを得ません。私たちのクラブは成熟期にあるともいえますが、このまま手をこまねいていては衰退の途を辿る可能性があります。

 しかし、長く続いてきたのには理由があるはずです。それは、クラブ存続のために先輩諸兄が英知を結集して行動し、時代に合わせ変わろうとしたから、そして変われたからではないでしょうか。だからこそ橿原ロータリークラブは、いま変われる、これからも変わり続けることができる。私はそう信じています。

 しなやかな姿形を持ちながら、したたかな心根を持つクラブが、未来につながり続けると私は考えています。しなやかな姿形とは 会員の個性と多様性を受け入れ、慣習や柵に囚われず大胆に行動する柔軟な組織です。そして、したたかな心根とは、歴史の重みを謙虚に受け止め、現在を冷徹に判断し、未来につながる道を探求する強い思いです。いつまでも皆が寄れる、明日が待ち遠しくなる、新しい会員が入りたくなる、正しくいいことができる、そんな橿原ロータリークラブで在り続けることが目的です。そのためには、私たちは一歩踏み出す勇気を持ち、多少の痛みに耐えねばなりません。

 クラブの事業と運営を大幅に見直します。ロータリーが展開する事業目的の根幹は、いままさに助けを求めている人、まち、国へのサービスです。そして、ロータリーはいいことをする人が集まった組織です。各委員長、委員会メンバーには各々が思ういいことを提案いただき、その中から組織の規模を生かせる事業を展開します。なお、クラブの公共イメージが向上する費用対効果が高い事業は引き続き開催します。クラブ運営では一つひとつの支出を見直し、経費削減に取り組みます。多少の不便が起こるかもしれませんが、会員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 例会のさらなる質の向上と参加しやすい環境づくりをします。明日の話題にしたくなる例会を開催できればと思います。ロータリアン同士はもちろん、家族、職場、友人との会話で口にしたくなる、知的好奇心が刺激される、知見が広まり人生の糧になる、仕事の幅が広がる、ロータリーだから体験できる、そんな心躍る例会を企画します。会員の皆様のご要望も取り入れる機会を設けますので、ぜひご提案ください。なお、食事の質を向上する準備も整えましたので、皆様との会食を楽しみにして出席してください。

 また、多忙な会員の皆様が時間の捻出に苦慮されているのは想像に難くありませんし、諸々の都合で準備の時間が取れずに出席を断念されたこともあるかもしれません。そのような際には、例会前後の所用の装いで結構ですので例会場に足をお運びください。そして、会員の皆様の個性や感性を存分に発揮していただき、お洒落な装いでの参加も大歓迎です。華やかな雰囲気に包まれた例会では、会話も弾み新しい発見があることでしょう。互いの個性を寛容に受け止め、認めあい称えあえるクラブになりたいと考えています。

 例会への出席はロータリアンとしての最初の一歩であるとともに、クラブ運営の当事者意識を醸成し組織を活性化します。これらを一年かけて取り組み、いま以上に例会が待ち遠しいと思っていただけたら成功です。これからのクラブのために、一回々々の例会を大切に開催します。

 会員増強は喫緊の課題です。人は誰しもいいことをしたいと思い、その機会を探しています。背景、環境は違うかもしれませんが、人の気持ちに変わりはありません。そんな心根を持つ人は、私たちと向かう方向が大きく同じだから、交流と親睦が深まり共にクラブ活動をすることができます。だからこそ、入りたい人、入れる人ではなく、私たちが本当に入ってほしい人を会員として迎えたいと考えています。

 確かに会費やその他で会員が支払う額は少額ではありません。ロータリークラブの日常を改めて振り返ると、年間数十回も顔を合わせ会食して一時を共に過ごす、そんな何時もと変わらぬ何気ない風景です。しかし、その当たり前のことを自分で作るには、途方もない労力と財力、運が必要です。それをいとも簡単に叶えてくれて、しかも、正しくいいことができる、それがロータリークラブです。その会員になる価値は計り知れません。

 私が次世代に望むことは、自立しようとする精神です。自立とは、自らの行動に最後まで責任を持つ覚悟だといえます。好奇心の芽を絶やさず多くを学び、可能性を模索し足掻き続ける。時には恥をかいても回り道をしても、遠くに見える答えを探して一歩を踏み出す。その繰り返しが経験として蓄えられ、自分で考え判断し行動できるようになります。誰しも最初から自立などしていません。しかし、自ら変わろうと決意して、行動に移した者だけが、自立できるのだと思います。そして、私たちに求められるのは、手を携えて一緒に進むことではありません。遠くで見守り続ける我慢と、本当に必要な時に手を差し伸べる余裕と、進退を決する勇気です。

 失敗しても許される、それでは絶対に成功しません。なぜなら、失敗を自分に許しているから学ばない、行動しない、努力しない。それは、ただの甘えです。なにより失敗したときに許すのは他人であり、自分ではありません。だから失敗を恐れ、成功だけを考えて行動するだけです。与えていただいた一年は瞬く間に過ぎます。私は長い歴史の中の、一つの点にしか過ぎませんが、過去と未来がつながる線を描けるよう尽力してまいります。

 しなやかに、そして、したたかに。

橿原ロータリークラブ

 例会日  毎週金曜日
     12:30~13:30
           
 例会場所 〒634-0063
     橿原市久米町652-2
     DAIWA ROYAL HOTEL
     THE KASHIHARA 4階
     TEL 0744-28-6636
                 
 事務局  〒634-0063
     橿原市久米町652-2
     DAIWA ROYAL HOTEL
              THE KASHIHARA 4階
     TEL 0744-28-2801
     FAX 0744-28-2802
   
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